えっ!マジか…。
それは、大阪市内のグランフロントという複合商業施設にあるカフェで、年末のイベントとして日めくりカレンダーの展示販売をさせて頂いた時の事でした。

● グランフロント大阪にあるカフェで、日めくりの展示販売
小学校低学年くらいの男の子と、そのお母さんが、本棚やテーブルに展示された大小さまざまな日めくりカレンダーを前にして、こんなやり取りをしていました。

● メーカーなのでお客様の生の声を聞ける事はなかなかない。貴重な経験でした。
男子:「ママ、日めくりってなんなん?」
ママ:「えっ、日めくり知らんの?」
男子:「うん、初めて見た」
ママ:「そっか、日めくりはな、1日1ページずつ、毎日めくるカレンダーの事やで」
男子:「へぇ~、毎日めくるん?おもしろそうやなぁ~、1個買ってぇ~」
ママ:「無理無理、絶対めくらんようになるし、いらんいらん」
男子:「大丈夫やって、絶対めくるから、なっ、ええやろ、お願い!」
ママ:「忘れもんばっかりしてるあんたが、毎日めくるとは思えんけど…」
と言いながら、お母さんは日めくりカレンダーを買ってくださいました。
何が、ビックリしたって、その男の子は
日めくりカレンダーを
見た事も聞いた事もなく
まったく知らなかったのです!

● 日めくりカレンダー。 知っていますか?
彼は、お母さんが日めくりの事をご存知だったので、教えて貰えましたが、もし彼が日めくりを知らないまま大人になったとして、彼のお子さんに
「パパ、日めくりってなんなん?」と聞かれたら
どう答えたのでしょうか?
考えただけで背筋が凍る思いです。
このままでは
日めくりが死んじゃう!
申し遅れました
新日本カレンダー『ゆとり部』
顧問の川畑です。
以前、カメラのフィルムを子ども達に見せて
「さて、コレは何でしょう?」
というクイズをテレビ番組で
見たことがありました。
デジカメ世代の子ども達は
フィルムを見た事がなく
目の前にあるフィルムが
何か解らなかったのです。
このままでは日めくりも
カメラのフィルムのように
存在そのものを忘れ去られてしまう!
(※勿論、フィルムが大好きな人
必要としている人もいます!)
日めくりカレンダーが絶滅 !?
そんな危機感を抱きました。
だからといって、私たちは
日めくりカレンダーの事を
あきらめようとは思っていません。
むしろ逆です

● 『日めくりのある暮らし』 一枚めくるたび、一日一日が愛おしく感じます
日めくりは、私たちの魂
日めくりは、私たちの魂であり
長年、人の暮らしに寄り添い
役に立ちたいと、願ってきた商品です
時代に合わせた工夫を凝らすことで
今までとは違った役割を担う事も
出来るかもしれません。
例えば、日めくりの薄紙を活かした
ノートや便箋などの文房具に

● 日めくりの薄紙を活かしたステーショナリー、365notebookシリーズ

● 日めくりの薄紙を活かした、繊細なグラデーションで季節を表す便箋 365 letter
ふだんは、居るのか、居ないのかさえ
意識する事もない日めくりと同じように
「向き合いたい」と思った時に
いつもそばにいて、きちんと
「向き合ってくれる相棒」のような
存在でありたい
人の暮らしに寄り添い
日々是好日を願う商品でありたい
日めくりの魂はしっかりと引き継ぎつつ
現代の人々の暮らしに役立ちたいと考えています
願いは『ゆとり』に託された!
そのためには
『新しい世代』に向けた
『新しい世代』がつくる
『新しい世代』のための
『日めくり』を

● 宙(そら)の日めくりカレンダー 2018年版新発売 思わず夜空を見上げたくなります。きっと…
ぜひ形にして、『未来』の日本風景のなかにも
自然に存在する日めくりでありたい
人の暮らしを豊かにするものでありたい

● 月をモチーフとした、インテリア性の高い日めくり(夜空を見上げたくなるカレンダー)
『なんでもない一日』も『たいせつな一日』
新日本カレンダーの『ゆとり部』は
そんな誰かの『なんでもない一日』に
寄り添えたらどれだけ幸せだろうと思っています

● SNSを使って、ユーザーの方と一緒にものづくりする新しい取り組み

● SNSの投票で決まったアイデアを活かした商品開発『ふたりひめくり』
新しい日めくりが
人の暮らしに寄り添えるように
自分は『ゆとり世代』ではないのですが
せっかくお声かけ頂いたので、図々しく
『ゆとり部』の仲間とともに
そして、『ゆとり部』を応援してくれている
みなさんとともに
新しいものづくりの醍醐味を
味わいたいと考えています
今後とも
新日本カレンダーの『ゆとり部』に
大いに期待して下さい。
合わせて応援のほど
どうぞよろしくお願いします。
顧問
川畑 昭夫
