はじめまして、ゆとり部の細川です!
1988年生まれのゆとり世代。
今回は、部長宮崎に引き続いて、自分のことと、ゆとり部について思うことを少しお話したいと思います。
入社、そして…ウェブ担当になっちゃった!
ゆとり部入部からだいぶ時は遡るのですが、今自分がゆとり部に対して抱いている思いは、ここ抜きに語れないと思うので、少々お付き合いを…。
2011年に大学を卒業して、老舗カレンダーメーカー新日本カレンダー株式会社に入社しました。
1年の移動研修を経て、何と学生時代この世で一番苦手だったウェブをメインに扱う「Web推進室」に配属されることに。しかも部員は自分だけ(!)
正直この時点で早くも辞めようかなという思いが頭をよぎりました。
「これだからゆとりは」って言われそう。(苦笑)
周りの方々はあたたかく居心地がよかったのですが、
何もできない無力感と役に立っていないのではという焦りから、
休日を利用してとりあえず学校に行って勉強しに行くことにしました。
とても「お金を出して欲しい」と会社に言えなかったので、自腹で。
大学を卒業したばかりの自分にとってはなかなかの痛手でした。
でも、やらなきゃ会社に居場所がない!と思っていたので、必死でした。
少しずつ、少しずつ、ウェブが好きになっていった。
学校は結局2校通ったのですが、楽しかったです。
見るもの知ることすべてが新鮮で、自分で言うのもなんだけど素直にいっぱい吸収できたと思います。
仕事もツイッターを始めたり、サイトも少しずつ制作してみたり、一人でもユーザーさんから反応が返ってくると一喜一憂して、少しずつ楽しくなっていきました。
でもまわりからはなかなか理解してもらえなかったり、「毎日何やってるん?」という声を聞くたびに、やっぱり悩みました。
好きという気持ちがいつも支えになっていた。
ネガティブ状態から立ち直れるきっかけは、いつも「好き」という気持ちでした。
言葉や絵やデザイン、クリエイティブなことが好き。という気持ちと、日本中、いや世界中の人と繋がれるウェブが好き。という気持ち。学生時代からは考えられない気持ちでした。
なにより手探りで作った暦情報サイト「暦生活」が好きで、少しの人にとってでもいいから、愛してもらえるメディアにしたいという気持ちがありました。
暦情報サイト「暦生活」http://www.543life.com/
カレンダーと暦は切っても切り離せないもの。
「暦」というのは抽象的というか、ふわふわしているというか、実態のないものだと自分は思うのだけれど、今がどんな季節かとか、咲いている花の名前や鳴いている鳥の名前を知ると、それまでまったく気にかけていなかった道に咲く花や草、雲の形や飛ぶ鳥が目に入ってきたり、吹いている風が心地よく感じられたりしました。
それがけっこう楽しくて、今まで見過ごしていたことに気づいた優越感というか、少しだけ得をした気分になりました。
そんな実体験があって、自分以外の人にも同様に感じていただくことができれば、暦生活が少しは人の役に立つメディアになるだろうかと思い、サイト、ツイッターを運営してきました。
今ではツイッターのフォロワーさんは100,000人を超えて、見てくださる方に毎日感謝、感謝の日々です。それと同時に、毎日きちんと、正しい情報をわかりやすく、面白く伝えなきゃという使命感みたいなものもあります。
ツイッター「暦生活」https://twitter.com/543life
ゆとり…なのか?
私は、1988年生まれのゆとり世代です。
でも、正直自分がゆとりだなぁと思ったことはなくて、自分は自分なりに精いっぱい頑張っているからゆとりだなんて一言でくくって欲しくないなぁと思っていました。
その考え方自体がゆとりなのかもしれませんが(笑)。
とにかく、今回社内に若いメンバーで構成された「ゆとり部」ができて、ありがたいことにメンバーに入れてもらって活動することになりました。
ゆとり世代だからこそ、作れるものがある
自分は基本的に生真面目な方だと思っているので、実はゆるい感じが少し苦手だったりします。
でもこのゆとり部は真面目な人が多くて、みんな必死に知恵をしぼって、少しでも世の中の人の生活の役に立つものを生み出すことができればと思っています。
ゆるいときはとことんゆるく、真剣なときはとことん真剣に。
ONとOFFがきっちりできている場所は何だか心地よくて、これがゆとり世代の良さでもあるのかもしれない…。と密かに思っています。
そして、いろいろ遠回りしたけれど、自分もSNSやウェブの面でなにか力になりたい。
ウェブの仕事に関わらせてくれた会社に恩返ししたい。
ゆとり部がこれから作るもの、それがあることによって劇的に生活が改善するというものではないかもしれないけど、「あると何だか楽しいよな」というような小さなHAPPYをたくさん作りたい。
ゆとり世代だからこそ作れるいいものがきっとある。
次は何を作るんだろう?とわくわくしてもらえるようなチームになれたらいいなって思います。